●鉛直アンカーの施工手順
1.削孔
削孔方法は,孔壁崩壊防止のためのオールケーシング二重管掘り方式です。
削口径は,アンカーの種類により135mm,170mmの二種類です。
2.グラウト1次注入
孔内洗浄後,内管を引抜き,孔中へグラウトを注入します。
オーバーフローしたグラウトの比重が,練り混ぜ時の比重と同等になるまで注入します。
3.アンカー組立て材挿入
グラウト注入後アンカー組立て材を挿入します。
4.グラウト加圧注入
定着部分のケーシングを引抜き,ケーシング加圧によってグラウトの加圧注入を行います。
砂礫地盤等においては,これによって定着部分のアンカー体が削孔径よりも大きくなります。
5.緊張・定着・保護
緊張はセンターホールジャッキを用い,定着はナットによるネジ式定着工法によって行います。
定着後,防錆油を充填した頭部キャップによってアンカー頭部を保護します。
アンカーの用途
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