PTC本設地盤アンカーの構造
●鉛直アンカー
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PTC本設地盤アンカーは,アンカー頭部,アンカー中間部,アンカー定着部,およびアンカー先端部で構成されています. アンカー頭部で引張り材に導入された緊張力がそのまま定着体下端まで伝達され,定着体を介してグラウトへ,さらに地盤へと伝達される圧縮型アンカーです。 アンカー体のグラウトには引張り亀裂が発生しないことから,耐久性に優れたアンカーです。 ●引張り材(タイブル) 引張り材は,PC鋼7本より線をさらに7本あるいは19本より合わせた多重よりPC鋼より線を高密度ポリエチレンで被覆し,その両端部にスリーブ(マンション)を冷間加工によって圧着・一体化したものです。 マンションにはねじ加工を施し,ナットによってアンカーを上部構造に定着させる構造となっています。 ●スライドパイプ スライドパイプは,高密度ポリエチレン管であり,引張り材とグラウトとを絶縁して摩擦をきると共に,内部への地下水の浸入を防ぐためのものです。 ![]() ●定着体 定着体は鋼管の表面をリブ加工したもので,引っ張り材に導入される荷重を,グラウトを介して地盤に伝達します。 ![]() |
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